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April 02, 2009

装甲騎兵ボトムズ「ペールゼン・ファイルズ」映画版感想

利府で一日一回上映していたのを見てきました。

未見の方はネタバレ注意。

でも、DVDと大きな変更はなかったかも。

たたみます。

時間を短縮する為だろうか、ドラマを大幅に削ってアクションシーンに特化した構成になっていたのはスピード感があって良かったと思う。

本当はアクションよりもドラマが好きなのだけど、肝心の複線もキャラにも魅力を感じられなかったので、DVDはただ長く感じられてしまった。

小隊長、死神も、もっとちゃんと描けば良かったのに。

スパイにしても、カン・ユー程の突き抜けたところもなく薄汚いだけで、楽しくなかった。

ワップに関してはただのスタッフの私情ではないかと・・・だって、声がカン・ユーでキャラもカン・ユー似でカン・ユーと一緒の写真まで作って、じゃあ他人なのかと。映画ではここがばっさり切られていて良い判断だったと思う。

ザキは・・・キャラがはっきりしなくて意味不明。ずっと狙ってるのかと思ったら懐いてるし。EDはキリコ、ザキ君の事ばかり考えているし。髪の色が似てるからイプにつながるのかと思ったけども、全然違うみたいだし。

ルスケなんて突然寝返って、ただの知り合いだったペー様の下僕宣言してちゃっかり手下になってるし。ついさっきペー様の現状を知っただけで「俺は今日から別人♪」なんて面倒な手続き必要そうな事言える?普通。テレビ版とつながるとか以前の問題だ。

テレビシリーズ以降の作品全般に言える事だけど、スタッフは以前自分達がなんていったのか忘れ過ぎ。

「野望のルーツ」ではテレビ以前に「異能生存体」って言葉を知っていた事になっていて「自分はただの兵士だ。何故追われる?」という感覚は否定された。さらにRS時代は部屋で寝ていて何もしなかったように見え、戦艦Xであれ程苦しんでいた理由が分からなくなった。

「ビッグバトル」ではフィアナを裸のまま声もかけずに放置、さらに弱っている彼女を放置してあれ程忌み嫌っていたRS時代のドックタグを見つめて思い出に浸るなど、ツンデレではありながらフィアナスキーなキリコを全否定。あんな一年を過ごしたのに、どうしてRSの思い出なんか後生大事に身につけていたの?戦艦Xでは上半身裸だったけどつけてなかったよね?

そして「PF」。

キリコがRSにいたのはいつの時代なんだか、サンサ戦がいつなんだか、もう完全に分からなくなったぞ。

自分で後付け後付けしてしまって、矛盾に矛盾を重ねて、崩壊している。もしかして監督や脚本家の中ではつながっているとしても、それ全く見ている側へ伝わらない。作り手の力量の問題。

謎と謎がからみあってぴったりとつながった時に感じる気持ちよさがぜんっぜん無いから、謎が出てきても「あー、どうせぐだぐだなんだろうな」と思い、実際そのままという始末の悪さ。

なんで脚本の時点で誰も気がつかないんだろうね。

・・・おっと、これは映画版の感想の筈だった。

映画版といえばあのOPとED。

OPって何?って言われたらアレだ。ペー様プロモーションビデオ。

デカイ薬莢がペー様に当たらないのかと冷や冷やしたアレだ。

なんかの式典してたのかな?

野望以降は「ペー様大好き!」の気持ちが前面に押されているだけの作品になり、キリコへの愛がないように思う。全然キリコを描こうって気持ちが見えてこない。何を考えているかさっぱり分からない情けない人になってしまっている。テレビのキリコなら、無気力ではあっても支配に反発する意思の力「だけ」は強かったのでは?

そして、ED。

ウルトラマン登場・・・こここれは。

まさかボトムズで笑うとは思わなかった。

いや、ウルトラマンじゃなくてタコか。AT以上にタコっぽい物体が見えたような気がした。

誰もいなくなった劇場(最初から5人しかいなかったけど)でなんだよ、最後に媚びてんじゃねーよ。と、頭を抱えながら呟いてしまった。

惑星サイズの女・・・シュールだったなぁ。

結果は「レンタルになったら見れば」である。

あ、でもある意味EDは見ておいた方がいいかもしれない。ひっくり返る事間違いなしだけど。

公式ブログも連載小説も全然更新されてないですね。どうなってるんだか。

地道にボトムズウォッチしています。

これからもよろしく・・・ふぅ。

マニアック+コンプレックスとボトムズワンダーランドへの拍手もありがとうございます!!!

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装甲騎兵ボトムズ」カテゴリの記事

Comments

お邪魔します。感想、ひそかにお待ちしていました(^^
レイディさんにたっぷり語っていただいていろいろスッキリしましたー。

>小隊長、死神、スパイ、ワップ、ザキ、ロッチナ…

同感です。戦闘場面を中心に仕上げたから人物の描き方が弱くなったのではなく、
もともとどのキャラもいまいちハッキリしてないような印象をうけました。
一言二言のセリフや場面でも魅力を表現することは出来ると思うのですが…元RSの仲間たち位には。
せめてザキくらいは心境の変化を丁寧に辿って欲しかったな~と思いました。
OVAで目立たな過ぎのキリコは一応主役に見えましたが、
まさか本人の口から「異能生存体」が解説されるとは。その後の会話もらしくない…(??;

>キリコがRSにいたのはいつの時代なんだか、サンサ戦がいつなんだか

「ビッグバトル」の感想も含めて、実に共感します。。
RSのドッグタグは、上半身裸だったりクメンの傭兵採用時に持ち物検査受けたりしながら、
ウェストポーチにでも入れて持ち歩いていたのかと気になって仕方ありませんでした…。

えーと。
「野望~」が一番過去で、一般兵だったキリコがRS配属~サンサ戦を経て、エンディングでRSマーチに乗せてパレードに参加。
その続きが「PF」で、オープニングでペー様が指一本でRSを指揮していて、すぐ逮捕。
その後、ウォッカム監視下でキリコ&4人の不死実験が続行。

すると…
キリコは「野望」から「PF」の間にRSからウォッカムの指揮下部隊へ転属させられてる?
「野望」の終盤の、リーマンに勝負を挑まれたサンサ戦以降に、もう一回民家を襲うサンサ戦があった??
あ、戦艦Xで流れた映像は実は幼少期の映像で、キリコは混乱して自分のRS時代かと勘違いした??

等と、大幅に脳内修正して見るか、パラレル物として割り切るか、でしょうか(^^;

長くなってしまいすみません~~。

Posted by: tororin5 | April 09, 2009 05:28 AM

どうも、おじゃまします。今頃すみません。
実はずいぶん前に読ませていただいたのですが、コメントを
書いている途中でエラーが起きてしまいまして…再訪が遅れました。

PF劇場版の感想、自分が感じたこととかなり重なりうれしいです。
結局まだOVA版は見ていないのですが、キャラが薄いのは
劇場版でアクションに重点を置いたからかと思ったのですが、
そうでもないみたいですね。。

元レッドショルダーの不良3人組は、出番もセリフもそんなに
多く描かれてはいないのに個性があって印象に残りました。
バーコフ隊との違いは脚本(会話)と声優(演技)の良さなのでしょうか。

>EDはキリコ、ザキ君の事ばかり

私もちょっと妙、と思ったのですが、小説版を読んだ友人によると
「小説ではバーコフ隊はオトナの悪い部分を象徴する3人と、
その一歩手前のキリコとまだコドモのザキを対比している」
とか。更にキリコ初恋?説も加味されて、あのEDなのか?と。で、

>惑星サイズの女

になんとか繋げてるのかな?と。今度巡り合ったら最後まで
添い遂げるぞ的な??…個人的にはそんなにTV本編へ
繋げたい(&媚びたい?)なら、3人組やイプシロンや
シャッコ他のキャラもコラージュさせて欲しかった。。
PFをむりやりにでも人間キリコの成長物語の出発点とするならば。

しかし、ザキの死を背負ったあのEDからウド編も
『ザ・ラスト~』もクメン編も有り得んでしょうね(^^;
しいて、クエント編ならイプシロンの死で多少なり抱えた
ものがあり、ザキの弔い合戦にも通じるかな?

>デカイ薬莢がペー様に

ええ本当にw まさにPVでしたね。つまりリアルではない、
作り物的な。演習の一環かな?と思ったり。
やはり、ペー様ファンの為のPV撮影でしょうw

>何を考えているかさっぱり

劇場版でキリコが「傷の治りが早いと感じたことは?」云々と
解説するところ、驚きました…しかもその直後、次々に
絶命していく。まるでキリコのせい?キツ過ぎる~。
せめて一人くらい(ザキ)は救わなきゃ、の思い空しく、ですし。

ロッチナがあれだけ力のある上司を突然撃ってまでペー様に
ついていくのも納得し難かったです。トンヅラならまだわかるけどww
ウド編までの数ヶ月後?には、ペー様の下からも脱してますしね。
いや、実は『ザ・ラスト~』まで連絡取り合ってたのかな??

サンサ戦、いつなんでしょうねー(^^;
やはり少々時空がズレた位置にある物語と思うべきかも知れません。。
それとも、キリコは記憶障害を起こして、異能~も
ザキもキレイさっぱり忘れてしまった…TV第一話の拷問場面で。
ということでいかがでしょうか(^^;;


つい、長々とすみませんでしたーー。

Posted by: tororin5 | July 27, 2009 02:46 AM

>tororin5さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
あーでもすみませんっ。わたし、システムがよく分かってなかったようで、コメントはちゃんと保存してあったようでした。表示させてみたので、もし自分で編集したりできないなら、こっちで連絡下さいね。ダメ管理人ですみません

そして、時間軸・・・そうですよね、なんかおかしいですよね?
公式がアレじゃ、もうパラレルと思うしかないですよね。公式で年表作ってもらわないと把握できないけど、ボトスタッフは脳内過去を盗まれているので無理っぽいからなぁ・・・(笑)

キリコのウエストポーチって・・・フィアナちゃんと撮った写真とかも持ち歩いてそうでちょっと可愛い響き

日経サイトも全然更新されてないしおもちゃも出ないし、フェードアウトの予感がします。
でもそんなの嫌だなぁ。ケリつけてほしい。ネタはあるのにぃ。

Posted by: レイディ | August 04, 2009 02:52 PM

初めてコメさせていただきます。
私、ボトムズ好きだったんですけど、私が好きなボトムズと他の人の見てたものは違ったのねと思わざるをえません。ボトムズって、結構メッセージ性の強い人間ドラマで、その中心にキリコとフィアナの物語があったと思っていたのですが。世間では、自己満足趣味的なミリタリーものとして評価されてたんですね。異能者までは許せても、異能生存体はだめだろうと思うのですが。
ペールゼンファイルは、小説で補うと人間ドラマとして見られるのですが、映像だけでは厳しい。ペールゼンという男の設定によっているだけに見えます。

Posted by: yokomama | September 24, 2009 07:02 PM

>yokomama様
初コメントありがとうございます!
今日はまだ時間が無いのですが、とても共感出来るコメントをいただきましたので、時間を取って必ずお返事させていただきますね!
今夜11:30からBSハイビジョンでペー様ファイルがあるので見返して、改めてこの作品について考えたいと思います。
とかって色々問題はあるけど、ボトムズが続いてるってだけで嬉しいかも?

Posted by: レイディ@かんりにん | September 26, 2009 09:12 PM

お産されてたんですよね、気がつかず、大変な時にコメしてすみませんでした。また、おじゃましますので、今はゆっくり体を休めてくださいね。

Posted by: yokomama | September 27, 2009 01:23 AM

最近ボトムズへの思いを書き始めました。http://blogs.yahoo.co.jp/myma524/1193332.html
よかったら、お暇な時にのぞいてください。

Posted by: yokomama | September 28, 2009 11:05 AM

>yokomama様、お返事遅くなりました~!
おっしゃる事、誠に同感です!
>異能者までは許せても、異能生存体はだめだろうと思うのですが。
そうそう、それが間違いの始まりだったのかと。キリコに「生きたい」という気持ちにまったく説得力が無くなってしまいました。「生きたい」というのは「誰かを愛したい」同様、人間の本能なのに。
>ペールゼンという男の設定によっているだけに見えます。
これもまったくもって同意。
男が憧れる男なんでしょうね。
男の気持ちは分からない・・・と、言いたいところですが、吉川氏(監督も?)のペー様への思い入れは男性でも分からない領域に入っているような気も?

Posted by: レイディ@かんり人 | October 17, 2009 03:34 PM

はじめまして。
ボトムズスタッフブログ&yokomamaさん繋がりでお邪魔しました。
劇場版PFは二回観ました。
一度目は爆睡。理由は仕事疲れ、としたいところですが、疲れていてもお金を払って足を運んだ劇場。爆睡は異常でした。それだけ求心力がない映画だったのかもしれません。でも勿体無いので後日二度目を観ました。
PF劇場版の冒頭は、軍警察の類がオドンのRS基地に出向き、ペールゼンへの出頭命令書を突きつけに来たように見えます。
「俺たちの親分を守れ」と、番犬よろしく「スコープ犬」が護衛として滑走していたのでしょう。

PFの評価はどなたの記述を拝見しても芳しくないですね。
たしかにキリコの人間ドラマよりも、ペールゼンとウオッカムの化かしあいの方が見ごたえがありました。それはそれでいいのかもしれませんが。
収穫はリーマンのフルネームがわかったこと、イベントが開催されたお陰で郷田さんとお目にかかる機会を得られたことです。
幻影編は、落胆する懸念がゼロではありませんが、じっくり「観察」させてもらいます。

Posted by: 八重花桜瑠 | December 30, 2009 10:56 PM

>八重花桜瑠さん、コメントありがとうございます。
こんな時にファンブログのつながりって嬉しいなと思います。
劇場版PF、二回ですか。相方は一度目で爆睡してましたが。
>PF劇場版の冒頭は、軍警察の類がオドンのRS基地に出向き、ペールゼンへの出頭命令書を突きつけに来たように見えます。
あー、やっぱそうなんですね。なんとも分かりにくいです(考える気力も出ないというか・・・)
>たしかにキリコの人間ドラマよりも、ペールゼンとウオッカムの化かしあいの方が見ごたえがありました。
そうです。
と、言いたいところですがソレが物足りなくて。もっとウォッカムが悪い意味で面白いと良かったのですが、ただの悪者にしか見えなくてあんま深みが見えなかったんです。
そして、郷田さんを見たって事は試写会行きました?(わたしは行きました)
>幻影編は、落胆する懸念がゼロではありませんが、じっくり「観察」させてもらいます
そうですね。人間描写が最大の魅力であるボトムズなのにPFでの人物はあまりにも浅かった。そんな作品しか作れなかったスタッフが、ファン待望のあの連中を使っておかしな作品を使ってキャラを冒涜したら(もうキリコについてはしていると思います)、わたしは大暴れっス。
ある意味楽しみですね!

Posted by: レイディ | January 08, 2010 05:22 PM

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